設立趣旨
日本では、離婚やDV、未婚などを理由とするひとり親家庭が増加 しています。
特に母子家庭の多くは非正規雇用で働き、経済的に 不安定な状況にあります。子どもが18歳になるまでの公的支援は ありますが、その後は「ひとり親世帯」としての支援が途絶え、 多くの女性たちが経済的困窮や就労不安に直面しています。
その中 でも都市部のシングルマザーは、低賃金で不安定な労働環境の中で 家事・育児・仕事を一人で担う過酷なものであり、心身に大きな負 担を抱えています。年齢や経験により再就職も難しく、自立への一 歩を踏み出すことが困難なケースも多く見られます。
こうした背景を踏まえ、女性の就労・居住支援を地域で進め、持続可能な支援を実現するため、NPO法人glowsheedsかがやくたね を設立しました。
本法人は、シングルマザーおよび子育てを終えたシングル女性等を 対象に、就労支援、自立支援、居住支援、ならびにライフプランの 設計に関する講座や相談事業などを展開し、彼女たちが無理なく頑張りすぎずに、自らの人生を肯定的に捉え直し、安心して暮らすこ とのできる社会の実現に寄与することを目的とします。
誰かに支えられながら、また誰かを支えていく。
私たちは誰かの明日を照らす光になる。
ロゴに込めた想い
女性の芯の強さと、種のなかに秘められた無限の可能性から名付けた ” glowsheeds “
輝く(glow)成長する(grow)の2つの意味を持ち、種(seed)と彼女(she)を掛け合わせている名前には、 すべての女性が自分らしく輝ける社会を創る、私たちの願いが込められています。

理事長
川瀬 砂奈江 sanae kawase
“自分らしく生きる”をすべての女性へ
2人の娘が小学生の時、40歳で別居し、2年後に離婚が成立しました。
それまで専業主婦として子育てに追われてい ましたが、経済的な支援もなく、貯金も仕事もない状況で別居となり、母子生活支援施設での暮らしも経験しました。 最初の仕事は非正規の医療事務と塗装会社のダブルワークで、手取りは約15万円。離婚調停の不安な日々の中、子育 てや住まい、仕事に関する相談先も分からず、生活に必死で、自分の困難を声に出せずにいました。働いても給料が上 がらず、子どもの教育費は増える一方。資格や経験があればと悔しい思いを何度もしました。
あれから10年、日本のひとり親世帯は増加しています。シングルマザーの状況は変わらず、8割以上が働いているも のの、母子家庭の年間収入は約272万円で、国民生活基礎調査による平均所得と比較しても非常に低く、経済的不安 定が続いています。母親は育児と家計を両立させながら生活しており、精神的・身体的負荷は計り知れず、安定した就 業やキャリア形成が難しい状況です。
シングルマザーの経済的困難や孤立は個人の責任ではなく、社会構造に起因する問題です。多くのシングルマザーは貧 困や孤立を望んでいるわけではありません。 私たちだから見えること、聞こえる声があります。 人生の再出発に「自分らしく生きること」を応援する人、支えあえる場所があったら、安心感と気づきの中でそこから 新たな力が生まれるでしょう。 私たちglow sheeds は、すべての女性が自分らしく輝ける社会を目指し、その拠点として出発します。
副理事長
村上 衣花 kinuka murakami
ひとりじゃない。笑顔で未来を育てる力に
3人の子供の母です。
1番下の子が6歳の時に別居、それから4年間離婚出来ず行政の手当等一切貰えない状況で、 アルバイトをいくつか掛け持ちしてやりくりをしていました。
事実上のシングルマザーで仕事が不安定だったり、子供 の事、生活の事、将来への不安を悩んだりしていました。やっと離婚が成立しましたが不安は消えず・・・。
そんな時に同じシングルマザーの方たちと知り合い、1人じゃないんだ、仲間が居るんだと少しホッとした気持ちにな りました。そして周りの人達に助けて貰いながら日々成長していきたい、楽しく過ごそうと思えるようになりました。
自分の仕事や心が安定し、明るく元気に過ごしていれば子供の為自分の為になる、不安や悩みを乗り越えて新しい未来 がつくっていける、可能性を広げて夢を持ち実現していく!他のママたちにもそんな風になってほしい!
そんな思いを膨らませ、少しでもママ達女性が自分らしく輝ける未来のお手伝いができたらとglowsheedsで活躍し て行きたいと思います。
副理事長・事務局長
後藤 文江 fumie goto
すべての人が支え合うことができる社会を
私がはじめてNPOの活動に参加したのはコロナが発生した年でした。
そこはホームレス支援をしている団体で、食料 配布や生活相談をしていました。
たくさんの相談者に接する中、非正規や失業、心と身体の問題を抱え、とても弱い立 場であったために、ホームレスにならざるを得なかった状況に直面しました。
私はそこで、本当の問題は「助けて」と 言えなかった、社会的な孤立にあるのではと考えるようになりました。 そしてもっと早い段階で困難を抱えている人に出会う必要があると考え、子供支援のNPO団体の職員となりました。 私は子供の直接支援ではなく、居住支援、就労支援、食料支援という親、家族の支援を担当し、そのほとんどがシング ルマザー世帯でした。
支援活動の中で、シングルマザーが困難に陥りやすい状況にあるのは、そもそもの女性が置かれ ている社会構造にあり、社会的な孤立は社会の偏見から生まれているのだとわかりました。
glowsheedsの活動を通して、すべてのシングルマザー、女性が自分の中の輝きに気づいていく姿を社会に示すこと。 その先にすべての人がお互いを尊重して支え合うことができる社会を夢見ています。